新製品 ゴア®オートモーティブベント 溶着組付シリーズ:厳しさを増す車載電子機器の信頼性要求に対応する革新的テクノロジー

ゴア®オートモーティブベントは、各種エレクトロニクス、ランプ、パワートレイン部品に対して、性能向上、信頼性向上、コスト低減に貢献します。


NEW! High WEP Series: Better protection for electronics

溶着組付シリーズに高耐水圧タイプが新登場:

従来の溶着組付シリーズの2倍近い耐水圧を実現し、電子機器の保護を強化

自動車用電気・電子モジュール(EEM: Electrical and Electronic Modules)は、増え続ける各種信頼性規格に適合することが求められています。このようなEEM向けに登場したゴア® オートモーティブベント高耐水圧タイプは、信頼性の高い安定した保護性能をかつてないレベルで実現します。

The Value of WEP Resistance

耐水圧性の意義

耐水圧試験では、加圧された水の浸透に対してメンブレンがどの程度抵抗できるかを測定します。これによって、リークが発生するまでにメンブレンがどれだけの水圧に耐えられるかを数値化できます。

耐水圧性試験では、数値が大きいほど性能が高いということになります。さまざまなベント用メンブレンの耐水圧性の数値を比較すると、水の浸入に抵抗した際の壊れにくさを相対的に示すことができます。

複数の課題に対応する万能ソリューション

高耐水圧タイプは、耐水圧性がゴアの他の溶着組付シリーズの2倍近くありますが、通気量や工程内での耐熱性を犠牲にすることなくこの驚異的な防水能力を実現しています。これらの特性を兼ね備えていることは、さまざまな種類の繊細なEEMにとってメリットとなります。これは特に、EEMがエンジンルームで高温にさらされる場合や、使用箇所の近くに設置されたEEMが過酷な条件や異物の影響に耐えなければならない場合に言えることです。

保護特性のバランス

通気量を犠牲にして耐水圧性を高めているベント製品とは違い、新製品の高耐水圧タイプは、通気量・耐水圧・温度特性のバランスがよく、複数の点で高い保護性能を実現しています。

  • ゴアの他の溶着組付シリーズの2倍近い耐水圧性
  • 高通気タイプに匹敵する通気量
  • 高温タイプに迫る耐熱性
ゴア®オートモーティブベント 溶着組付シリーズ 長時間耐水圧性* 最小通気量* 温度範囲
高通気タイプ ≧60kPa / 30秒 ≧16.3ℓ/h/cm2@7kPa -40 °C / +125 °C
高温タイプ ≥ 60 kPa / 30 秒 ≧4.5ℓ/h/cm2@7kPa -40 °C / +160 °C
高耐水圧タイプ(新製品) ≥110 kPa / 300 秒 ≧15ℓ/h/cm2@7kPa -40 °C / +150 °C

 

* 常温・大気圧における数値です。

性能が持続

独自のゴア™ メンブレン構造は、過酷な環境において、たとえブレーキフルードなど自動車関連のフルードがかかっても、高い液切れ性や撥油性を維持します。紫外線耐性・耐薬品性も優れており、また、最高150℃の耐熱性により、ターボチャージャーのフラップ(排気ガス回収バルブ)用アクチュエーターなどエンジンルームのEEMの多くがさらされる高温にも耐え抜きます。さらに、これらの特性により、信頼性の高い通気性能や持続的な筐体のダメージ防止、繊細な電子部品の長寿命化が見込めます。

確実に固定、長期耐久性

ゴアの最新のメンブレン技術を使用した高耐水圧タイプは、手作業・自動のいずれの方式でも超音波溶着プロセス専用に設計されています。表裏を問わない形状のため、取り付けが手早く簡単で、EEMのハウジングに通常使用されるグレードの樹脂(PBTやPAなど)に長期間しっかりと溶着できます。本製品はロール形態の打ち抜き品で、さまざまな小型筐体サイズに対応できるよう5種類の直径(6.00~14.00mm)を用意しています。

厳格な品質基準

溶着組付シリーズのゴア® オートモーティブベントは、新製品の高耐水圧タイプも含めすべて、EEMの信頼性を確認するための厳しい評価試験によって、その信頼性を確認しております。ゴア™ メンブレンは、ISO16750/ISO20653またはLV124への適合性についての試験を受けており、また、ゴア® オートモーティブベントは、品質規格のTS16949や承認プロセスのPPAP/VDAに適合しています。

高耐水圧ベントをEEMに使用することで、ハウジングの形状によってIP6K1からIP6K9Kまでの保護レベルを達成可能です。