ePTFEの用途:高性能絶縁材料


現代の人々にとって、スマートフォンや衛星、その他の身の回りのインフラを含めて、どこからでも安心して情報通信を行えることは非常に大切です。そして、情報通信が現代の生活に不可欠であるのと同じように、情報を伝送するワイヤーやケーブルにとっては、伝導体のシールドや絶縁材料が不可欠です。

絶縁材料に関するゴアの専門知識は、会社の設立当時にまでさかのぼります。1958年、ビル・ゴアは、PTFEに関する専門知識を、コンピューター産業で高まっていたケーブルの需要を満たすことに活用できるのではないかと考えました。まもなくして、ゴアの最初の製品であるMULTI-TET™ ワイヤーとケーブルが誕生します。それ以降、ゴアのコンピューティング及び電気通信用材料は徐々に用途を拡大し、宇宙衛星、アポロ11号月面着陸ミッション、火星探査車(マーズローバー)からの情報の伝送や軍用機のクリティカルな通信を可能にするとともに、幅広い試験・測定用途に利用されてきました。現在、一般の航空機の乗客がWi-Fiを利用できる環境の整備にも利用されています。

ゴアの製品は、高い絶縁特性と機械的靱性により、優れた性能を発揮します。これらの特性のおかげで、非常に過酷な環境においても信号、電力を途絶えさせることはありません。これを可能にしているのが、ゴアの製品におけるPTFEとePTFEのパワフルな組み合わせです。

  • PTFEは、化学的に不活性で、疎水性に優れています。こうした特性のない他の物質では、高温になると化学薬品や水により機械的特性が失われますが、PTFEは薬品や水の影響を受けません。
  • ePTFEは、機械的強度と屈曲性に優れており、製品に使用した場合、高温でも耐切断性、耐摩擦性を失いません。
  • ePTFEは、高度な多孔質構造を有しており、信号はほぼ光と同じ速度で伝わるため、伝送ロスと歪みを最小限に抑えることが可能です。

現在、ゴアの誘電性素材用途向けの製品群には、高伝送率、電力供給、信号送出、宇宙飛行の分野で使用するケーブル、ケーブルアセンブリ、モーターワインディング、コンデンサー、その他、多種多様なシールドガスケットや接地パッドなどがあります。これらの製品は、一般の航空機、宇宙探査、コンピューティング、試験・測定、国防など、さまざまな用途に使用しても、必要な伝送強度を安定して提供することが可能です。