アメリカ合衆国、メリーランド州エルクトン(2021年10月1日) – W. L. Gore & Associates(以下、ゴア)は、酸化チタン製造における微粉砕機(マイクロナイザー)および乾燥機のオペレーションに使用されるゴア® ロー・ドラッグ フィルターバッグを発表しました。過去5年間、ゴア独自の「ゴア® ロー・ドラッグ フィルターバッグ」テクノロジーは、酸化チタン製品の輸送・梱包など幅広い製品回収用途において、エネルギーコスト削減のソリューションを提供してきました。そして今、この技術は、高温パルスジェット酸化チタンアプリケーションに拡大されています。

コストパフォーマンスに優れたプロセスの最適化

ゴア® ロー・ドラッグ フィルターバッグは、微粉砕機 (マイクロナイザー)や乾燥機などにおける高温の 工程で大きな価値を発揮することが、総合的な 評価プログラムで確認されています。

  • ろ過面のクリーニングが容易に:ダスト付着層の剥離が容易になったことにより、生産量を減らすことなく、
    バルスの圧力と頻度を下げることができます。
  • バッグ寿命の延長:パルスクリーニング時の機械的ストレスを軽減することで、バッグの寿命が50%以上も伸びます。
  • プロセス安定性の向上: ゴア独自のメンブレン技術により、パルスクリーニング間の差圧(dP)をより低く、より安定させることができます。これにより安定したプロセス運用をサポートします。
  • 生産量の増加と排出量の最適化: ゴア® ロー・ドラッグ フィルターバッグの技術は、標準的なフィルターバッグよりも高い通気性を実現し、パイロット試験では、生産性の向上と排出量の削減が報告されています。
White powder explosion on black background.

ゴア® ロー・ドラッグ フィルターバッグは、酸化チタンにより、製造、メンテナンス、コンプライアンスにおいて、より優れた実績とランニングコスト低減の両方を実現いたします。

ゴアのプロダクトスペシャリスト、スティーブン・オーブションは、今回の新製品導入の理由を次のように説明しています。「ゴア® ロー・ドラッグ フィルターバッグが酸化チタン製品の輸送・梱包工程などに採用されて成功したことから、マイクロナイザーや乾燥機などの高温の酸化チタンプロセスにおいても同様の効果が得られるような改良技術を開発しました。私たちが行った具体的な技術改良は、バッグの長寿命化、プロセスの安定性向上、排出量の削減などの性能上のメリットをもたらしました」

「ゴア独自のゴア® ロー・ドラッグ フィルターバッグ技術は現在酸化チタン 産業が直面する多くの問題に対応できます。環境コンプライアンスとプロセス の安定性を強化すると同時に、エネルギーコストを削減するという課題を 解決できるからこそ、価値を的確に提供できるのです」とオーブションは 述べています。

W. L. Gore & Associates(ゴア)について

ゴアは、業界へ変革をもたらすことで人々の生活の向上に尽力する、グローバルな技術主導型企業です。1958年の創業以来、宇宙空間から世界最高峰の山頂、さらには人間の体内まで、厳しい環境における複雑な技術的課題の解決に寄与してきました。ゴアはチームワークを大切にする企業文化を持つことで知られており、11,500人を超えるアソシエート(社員)を擁し、年間38億ドルの収益を上げています。
詳細はgore.comを参照ください。

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