ゴア® プレッシャーベントPE13シリーズ

ゴア® プレッシャーベントPE13シリーズは、微粒子による汚染と浸水に対する保護の信頼性の向上と同時に、通気量の大幅な向上を実現します。

日本ゴア株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:ピート・クビッツネ)は、ゴア® プレッシャーベントの新製品PE13シリーズを発表しました。非常に高い通気量を実現し、スマートフォンやポータブル電子機器向けにIP68規格の防水性を提供するとともに、振動板の歪みによって生じるスピーカーとレシーバーの音の歪みを効率的に最小化します。

スマートフォンやポータブル電子機器はあらゆる場所や条件下で使用されることから、温度変化、高度や圧力の急激な変化、高感度タッチスクリーンの圧力、液体中での浸水などの影響にさらされています。これらの機器には、このような要素に対する高い信頼性が期待されると同時に、データ処理量の増加、動作の高速化、技術的進化などが求められており、メーカーは最新の機器で新しいコンポーネントやセンサを限界近くまで増やし、内圧を増加させる必要に迫られています。

その結果、時間の経過とともにハウジング・シールにストレスがかかり、機器の内部に水や汚染物質が侵入する可能性があります。それにより、音の歪みの原因となる圧力上昇が音響キャビティ内に生じ、音響品質と顧客満足度の低下につながります。

ゴア® ポータブルエレクトロニックベント・ビジネス・ユニットのプロダクトマネージャーであるアンソニー・チュウは「PE13シリーズの目標は、スピーカーとレシーバーの歪みを効果的に最小化する圧力調整ベントを開発することでした」と述べ、さらに「同時に、微粒子による汚染と水に対する高い耐性を維持することでゴアは高い評価を受けています」と語りました。
 

急激な圧力変化に究極的な保護機能を提供

新製品のPE13シリーズは、差圧70mbarで19,000ml/min/cm2の標準通気量(最も近い製品であるゴアのPE12シリーズの通気量の約2倍)を実現し、振動板の歪みによって生じるスピーカーとレシーバーの音の歪みを効率的に最小化します。

アンソニー・チュウは「圧力調整ベントについては、私たちは防水性と通気性の間の微妙なバランスの維持を常に追求しています」と述べ、さらに「ゴアがePTFEメンブレン技術において実現した大きな技術的進歩により、私たちは防じん・防水性能(30分間に最大1.5mのIP68防水規格)を妥協せずに、極めて高い通気性を実現しました」と語りました。
 

要求の高まりに対応し、保護機能も強化

PE13シリーズはカスタム・サイズと標準サイズで提供され、製品設計の柔軟性を向上します。これにより、通気性能の効果を犠牲にすることなく、内部スペースに制約のある機器向けに圧力調整ベント数の低減と小型化が可能になります。カスタム・サイズは、携帯電話などの量産アプリケーション向けに用意されています。標準サイズ製品は少量生産のアプリケーションに最も適しています。最適なオプションの選択についてはお問い合わせください。

ゴア® ポータブルエレクトロニックベントの詳細については、こちらをご覧ください。

W. L. Gore & Associates(ゴア)について

ゴアは、業界に変革をもたらすことで人々の生活の向上に全力を尽くしている、技術主導型の企業です。1958年の創業以来、私たちは要求レベルの高い環境における複雑な技術的課題を解決する企業として、その評判を築いてきました。― GORE-TEX® ファブリクスでアウターウエア業界に革命を起こしたのをはじめ、生活を改善し命を救う医療機器の開発、また航空宇宙、医薬品、モバイルエレクトロニクス、その他多くの分野で新たなレベルのパフォーマンスの実現に寄与してきました。またゴアは、チームワークを大切にする企業文化を持つことで知られており、意識調査機関Great Place to Work® Instituteから世界的な評価を得ています。デラウェア州ニューアークに本社を置き、9500人のアソシエートを擁し、年間35億ドルの売上を上げています。詳細は 、www.gore.com をご参照ください。

*日本ゴア株式会社は W. L. Gore & Associates(ゴア)の一員です。

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