概要

未来を支える持続可能エネルギーソリューションの創造

世界のエネルギー需要の拡大は、同時に環境に対する懸念の高まりでもあります。

個人生活から産業活動に至るあらゆる場面において、よりクリーンで、より持続可能なエネルギー源に取り組むことで、我々の地球とその資源、そして人々を守ることは、わたしたち全員の責務です。

ゴアのミッションは、長期的な取り組みにより総費用を削減する効果的で持続可能な実用的ソリューションを開発することです。

業界をリードする当社独自のプロトン交換膜(PEM)および膜/電極接合体(MEA)があれば、定置型電源から世界規模の長距離運輸まで、主な産業分野における大規模な水素燃料電池の商用化が可能です。

Michelle Augustine's Quote

「水素がエネルギー転換と脱炭素化の重要な手段として世界的に受け入れられている中、ゴアは、イノベーションにより、その性能限界を引き上げ、業界の技術的・経済的な最重要課題に取り組み、水素エコシステム全体に対する変化を加速させる継続的な努力を約束しています。」

ゴア クリーンエネルギー・ビジネスグループ・リーダー Michelle Augustine(ミシェル・オーガスティン)


世界をリードする燃料電池技術のラインアップ

ゴアセレクト® メンブレンはプロトン交換膜(PEM)燃料電池技術で世界をリードする燃料電池部材です。燃料電池の素材として、PEMは水素と空気(酸素)を分離し、陽子をアノードからカソードに移動させます。これらの機能によりPEMは燃料電池スタックの性能と耐用年数の決定において、最も重要な要素の1つとなっています。

自動車用燃料電池スタックが確実に機能するためには、PEMが乾湿サイクルの繰り返しと、過酷な化学環境下でも高いプロトン伝導性と機械的・化学的耐久性をもつ必要があります。

ゴアセレクト®メンブレンは、繰り返される製品イノベーションと試験・評価の実績および実走行で評価されたテクノロジーです。将来の燃料電池車(FCV)が直面する課題に対処するために、現在もさらなるイノベーションが進行中です。

ゴアの製品紹介:

ゴアセレクト®メンブレン

ゴアセレクト® メンブレン

高出力と長期耐久性を両立

ゴアセレクト®メンブレンは、ゴアのePTFE補強複合メンブレン技術分野における専門知識に基づき、PEM燃料電池のイオン交換膜の中核部品として、高出力と最小限のエネルギー損失を同時に達成します。

ゴア®プライメア®膜/電極接合体

ゴア® プライメア® 膜/電極接合体 (MEA)

ゴアのPEM燃料電池に電気を供給

ゴア独自の膜/電極接合体(MEA)は、PEM燃料電池の中心的な部品です。MEAは、ゴアセレクト®メンブレンの両面にゴア製の電極を付加した構成で、燃料を電気化学的に効率よく電気エネルギーに変換します。


ゴア® 燃料電池技術:ともに、より良い未来のために。

私たちはお客様のニーズを熟知しており、世界をリードする燃料電池技術で、お客様をサポートします。
ゴアの燃料電池部品は、自動車や定置型電源など多岐にわたる業界や用途における多種多様な燃料電池システムに電力を供給しており、世界中のほとんどの主要なシステム開発企業に採用されています。

ゴアセレクト®メンブレンは、燃料電池メーカーが求める数々の重要な要求事項に対応しています:

卓越した性能

卓越した性能

ePTFE補強ゴアセレクト®メンブレンは、極めて過酷な条件下においても長期にわたり高出力を発揮する薄膜であり、出力密度と耐久性、ガスクロスオーバーのトレードオフも軽減します。

ゴア独自のPEM設計が機械的な劣化を軽減します。当社の先端的添加剤技術は化学的劣化を適切に制御します。

数十年にわたる開発、試験、応用に基づく、将来に向けた燃料電池技術です。

製品信頼性

製品信頼性

信頼性と品質には幅広い意味があり、相対的な概念です。ただ、1つ明確なことは、燃料電池技術が市場において普及するには、高性能製品の安定供給が必要という点です。

ゴアの量産品は均一性が高いことから、メーカーでは工程をより制御しやすく、ばらつきも少ないため、生産性や品質不良のリスクを低減します。

ゴアはPEM設計モデリングに関する専門知識と能力により、開発期間の短縮を希望する顧客を支援します。

世界規模の能力と確かな実績により、製品部門に垂直統合された信頼性が高く安定した原材料サプライチェーンが確立しています。

低い総所有コスト

低い総所有コスト

真の持続可能なエネルギーソリューションは、脱炭素だけでは不十分です。水素燃料電池技術は商業的にも成立する必要があります。

大量生産により規模の経済を実現するには、コスト削減戦略が不可欠です。

ゴアセレクト®メンブレンは、様々な分野において総所有コストを削減します。より軽く、より薄く設計されたメンブレンにより、所定の投下原材料からより多く生産されます。その特有の特性により、燃料電池スタックの寿命が延び、生涯システムコストが削減され、より幅広い用途での使用が可能になります。

製品性能と技術・エンジニアリングサポート、一貫した品質管理および供給安定性、燃料電池部品の商業化におけるゴアの競争優位性など、こちらをご覧ください。

製品性能と技術・エンジニアリングサポート、一貫した品質管理および供給安定性、燃料電池部品の商業化におけるゴアの競争優位性など、こちらをご覧ください。

燃料電池技術におけるゴアの強み>


ゴア® 燃料電池の用途例:無限の可能性

次世代クリーンエネルギーで私たちは世界を変えていきます。

燃料電池自動車、鉄道、船舶などの移動体から定置型電源などの幅広い分野で、ゴア®燃料電池技術は採用されています。

継続的な開発努力


どの市場にも、それぞれ固有の要求事項があります。ゴアは、継続的な開発努力により常に技術の最先端に立つと同時に、大量生産能力による一貫した信頼性の高い能力により、顧客の製品の商業化を支えてきました。

1994年以来、ゴアは燃料電池産業発展の先駆者であり続けています。自動車業界の転換におけるゴアの貢献についてはこちらをご覧ください。
自動車業界におけるゴアの貢献>


ゴアのグローバルネットワーク

チャンスに満ちた世界

ゴアのグローバルネットワークである28の営業拠点(うち日本、米国、ドイツ、中国、韓国には次世代エネルギー専任が所属)および2つの研究開発拠点、1つの世界水準の製造拠点を通じて、顧客および最終消費者に約束したものを提供します。

28

全世界に28か所の営業拠点

2

アメリカと日本で2箇所の燃料電池研究開発施設

1

岡山県に燃料電池製造プラント

ゴアのグローバルネットワーク

未来へ向けて

水素エネルギー:運転席から

世界中の輸送、定置、マテリアルハンドリング、ポータブルのさまざまな燃料電池システムを駆動

世界の運輸業界は、よりクリーンなエネルギーへの世界的な取り組みにおいて、需要な役割を担っています。乗用車から商用車、長距離物流にいたるまで、交通分野全体が燃料電池業界にとって大きな商機となっています。

燃料電池電気自動車(FCEV)は、ほかの電気自動車やゼロエミッション車と比較して、スムーズかつ静かで応答性が良く、より長い航続距離と迅速な燃料補給により、妥協のない運転体験を提供します。FCEVの航続距離と燃料補給効率は現在の内燃エンジン車と同等であり、また私たちの吸う空気を汚すこともありません。

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今後も重量輸送を担うトラック、船舶、航空機などCO2排出量の多い輸送部門では、進化を続ける燃料電池技術の可能性が期待されています。

水素燃料電池は、費用対効果の高い、無排出に向けた解決策として、実現性を高めつつあります。世界的な投資による水素エネルギーの導入規模が拡大し、製造および関連技術コストが削減されれば、2030年までに水素燃料はさまざまな商業および産業用途において、最も競争力のある脱炭素解決策になる可能性があります。


自動車の進化を支えるゴア® 燃料電池技術

ゴアは1990年代に燃料電池部品の開発を開始して以来、世界の燃料電池業界の最前線で新規開発の先駆者であり続けています。

現在、ゴアは自動車業界に独自PEMを提供しており、市販FCEVの量産を支える世界唯一のPEMメーカーです。

Fuel Cell Stack

世界初の量産水素燃料電池車の開発において、先進的なゴアセレクト®燃料電池PEMが重要な役割を果たしました。

ゴアの技術は、まさにFCEV開発の中心にあり、燃料電池スタックに必要不可欠な中核材料です。

2030年までに年間50万台の燃料電池車が世界中で生産されると予想され、ゴアのPEMが中心的な役割を果たすことになるでしょう。

ゴアの燃料電池技術は、業界を牽引する多くの企業で採用されています。ゴアの燃料電池への取り組みは1994年に始まりましたが、その試みはこれからも続きます。

ゴア燃料電池の歴史>


燃料電池自動車(FCV)の将来

自動車産業や物流業界では、燃料電池の活用による成長が期待されています。ゴアはその最先端で開発を続け、新たなトレンドを生み出しています。

加速する自動車の電動化

加速する自動車の電動化

水素燃料電池技術は、高速燃料補給と長距離輸送を可能とする電動パワートレインの実現手段となります。政府も民間企業も、電気乗用車の生産への投資を増やしているだけでなく、現在の内燃エンジン商用車から電気自動車への大規模な置き換えを進行させています。

水素エコシステムの発展

水素エコシステムの発展

投資から活用に至るまで、水素エコシステムにおける政策や規制、インフラ、財政的支援への関心が世界的に高まっています。

30を越える国々が水素エネルギー・ロードマップを作成し、低炭素化目標に対する公約を設定しました。業界のバリューチェーン全体で、数百もの大規模な水素プロジェクトが発表されています。水素エネルギープロジェクトへの官民の出資は、2030年までに3,000億ドルを超えると見込まれています。

燃料電池の用途拡大

燃料電池の用途拡大

燃料電池技術は、さまざまな商用車やスクーター、電動自転車まで含む自動車産業にとどまらず、航空や鉄道、海運にまで拡大しています。

燃料電池バスや大都市の交通公害削減に貢献するトラック、屋内で安全に使用できるゼロエミッション車まで、商業および産業市場において持続可能な事業を営む機会は無限にあります。

燃料電池技術のコスト競争力

燃料電池技術のコスト競争力

燃料電池技術のコストは、投資の増加、国際的な連携やパートナーシップ、世界的な需要の高まりにより、予想よりもはるかに早く脱炭素ほか現在の燃料源と同等になると見込まれています。

水素の製造から輸送、結合までのコスト削減は、大規模用途および流通網への投資拡大につながり、世界の輸送業界全体の水素エネルギーの総所有コストを低下させると期待されます。


燃料電池自動車産業の課題

イノベーションから実装、コスト管理および量産化まで、ゴアは燃料電池開発の4つの主要分野に取り組んでいます。

#1:継続的イノベーション

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急速に加速する自動車の電動化に対応するため、より大きな商業規模でさらなる高性能を発揮する高耐久型の燃料電池技術を開発しました。

#2:顧客の研究開発に対する技術支援の充実

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燃料電池は新しいエネルギー技術であり、急速な関心の高まりにより、開発から量産化までの一連の過程を通じて、より大きな支援が求められています。

顧客とサプライヤーが研究開発の目標を理解し、用途と工程の知識の共有を促進し、リスクを軽減することが、用途に合わせて個別に最適化された製品と解決策の提供には必要です。エネルギー市場でさらに普及する燃料電池技術の開発には、より多くの試験と分析、実験が求められます。

#3:従来およびその他の脱炭素ソリューションと同等のコスト

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燃料電池産業が大きく発展する一方で、これまでの選択肢や新たな代替策も発展し続けているため、エネルギー市場は激しい競争が続いています。
 
内燃エンジンの効率はますます高まり、ハイブリッド車が人気を集め、バッテリー技術の進歩により、バッテリー電気自動車もより実現可能な選択肢になりつつあります。システムおよび運用のコストを下げ、総所有コストを最小化するには、燃料電池の開発と製造にさらに多くの研究と投資が必要です。

#4 :世界規模の供給安定と品質の一貫性

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サプライヤーは、品質に妥協することなく大量生産の需要に応えるために必要な設備とシステム、工程を備えている必要があります。原材料から最終製品に至るまで、グローバルサプライチェーンでは、高い費用対効果と信頼性の物流が複数の拠点から提供されなければなりません。


ゴアのアプローチ

世界的なエネルギー転換には、先進的な技術が必要です。多くの自動車メーカーが、水素を利用した燃料電池技術や電気自動車に注目し、環境に対する責任を果たそうとしています。そこにゴアの専門性が発揮されます。

メーカーは、燃料電池産業とその大きな可能性を理解しているパートナーを必要としており、パートナーには、その可能性を引き出すためのさまざまな課題の解決が求められます。

4つの重要課題

ゴアは、4つの重要課題に絶えず取り組むことにより、顧客のビジネスを成功へと導きます。

製品紹介

ゴア® 燃料電池技術:

ともに、より良い未来のために。

1969年、Bob Gore(ボブ・ゴア)は、極めて汎用性の高い新しいポリマー:延伸ポリテトラフルオロエチレン(ePTFE)を発明しました。

今日、ePTFEで補強されたゴアセレクト®メンブレンは、課題の多い燃料電池用途の業界標準と見なされています。

燃料電池技術は、世界的なクリーンエネルギーへの転換において重要な役割を果たす水素エコシステムの実用化に欠かせない主要技術の1つです。

1994年に燃料電池産業に参入して以来、ゴアのメンブレンは、主要な完成車メーカーが製造するエネルギー効率の高い自動車を始め、世界中の何千もの輸送や携行、定置型などの用途で実証されています。

発明、革新


発明、革新、そして意志

ゴアはePTFE補強メンブレン技術の発明企業として、自らの立場と責任を強く意識しています。

イノベーションへの専心とクリーンエネルギーの未来への専念は、顧客の総所有コストを最適化するために力強く信頼性の高い燃料電池部品を開発する、というゴアのミッションの礎となっています。

数十年にわたる市場経験と先端材料の専門知識が、耐久性と性能を向上させた次世代メンブレン技術に基づく製品開発を支えています。


ゴアの燃料電池製品

先端的製品ラインアップは、高性能のゴアセレクト® メンブレンとゴア® プライメア® 膜/電極接合体(MEA)です。

最適なメンブレンを使用することで、燃料電池システム全体の性能を大幅に向上させ、寿命を延ばすことができます。ゴア独自の技術により、顧客メーカーは性能と耐久性、コストとの背反を考慮する際に、より良い選択肢を提供することができます。

ePTFEの構造を調整することで、優れた均一性と高電力密度、より強い化学的・機械的耐久性を持つ、さらに薄い膜を作り出します。

ゴアセレクト®メンブレンの採用により、顧客の燃料電池メーカーは、技術目標を達成し、総所有コストを削減し、高性能燃料電池車を製造する事が可能となります。

研究開発から製造、輸送に至るまでの業界経験により、ゴアは独自の競争優位性を持ち、顧客に競争優位性として提供しています。詳細はこちら。 

燃料電池技術への挑戦 >


ゴアセレクト®メンブレン

ゴアセレクト®メンブレン

高出力と長期耐久性を可能にする高度なプロトン交換膜(PEM)

ePTFE補強複合メンブレン技術の専門知識に基づいて精巧に設計されたPEMは、燃料電池スタックの中核部品です。

燃料電池スタック内で最高の性能を発揮するには、PEMは、乾湿サイクルの繰り返しと過酷な化学的環境下でも高いプロトン伝導性と高い機械的・化学的耐久性をもつ必要があります。

ゴアセレクト®メンブレンは、自動車分野ですでに採用実績のある最新の量産技術であり、長期にわたる製品開発、試験、評価に基づく確かな実績があります。

ゴアは、より高いパフォーマンスと耐久性、そして製品の卓越性を追求し、不断のイノベーションと継続的改善に取り組んでいます。

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ゴア®プライメア®膜/電極接合体

GORE-SELECT® メンブレン

PEM燃料電池において電気を生み出すのが、ゴア®プライメア®膜/電極接合体(MEA)です。

MEAは、ゴアセレクト®メンブレン両面にゴア製の電極が付加された構成で、燃料を電気エネルギーへと電気化学的に変換します。

水素あるいは改質ガスのいずれの燃料供給にも使えるよう設計された、ゴア独自のメンブレンと新しい電極技術からなるMEAは、システムの出力密度と耐久性を最適化すると同時に、構成に対する高い汎用性から、最も厳しい用途の要求事項も満たすことができます。

自動車業界の変化におけるゴアの燃料電池製品の貢献については、こちらをご覧ください。 

詳細はこちら >


ゴアセレクト®メンブレン・ラインアップ

ゴアは、特定の性能要件に合わせて作られた多様なメンブレン製品を提供しています。要求されるePTFE補強メンブレンは多種多様であり、耐久性の向上と性能の最適化には適切なメンブレンを選択することが重要であると私たちは考えます。

Membrane Name Lead Application / Market Value
M735.18 自動車 耐久性とガス透過度の低さ
M740.18 定置型発電(化学的条件の厳しい自動車) 化学的耐久性の高さとガス透過度の低さ
M775.15 商用車およびその他の大型アプリケーション 化学的耐久性の高さと出力密度の高さ
M788.12 自動車、バックアップ電源、レンジエクステンダー、 フォークリフト、ポータブル 化学的耐久性の高さとガス透過度の低さと経済性
M765.08 乗用車 乾燥条件下での出力密度の高さと経済性

ゴアセレクト®メンブレンの主な特長

ゴアセレクト®メンブレンは4つの特長により、自動車用燃料電池メーカーの重要な要求事項を満たすことができます。

高プロトン伝導性と高出力密度

ゴアセレクト®メンブレンの薄さと優れた水移動量によりプロトン抵抗が低減され、その結果、高い出力密度が可能になり、燃料電池システムとスタックの設計の柔軟性が広がりました。

高い機械的耐久性

ゴアセレクト®メンブレンは、厳しい乾湿サイクル試験下でも寸法は安定し、高い機械耐久性を備えています。

当社の精巧に設計されたPEMは、性能と耐久性の背反を最小化します。

高い化学的耐久性

当社の最先端の添加剤技術により、過酷な運転条件でも長時間の使用が可能です。この高い耐久性があれば、技術者は水素燃料スタックの限界をさらに高めることができます。

高いガスバリアー性

当社のイノベーションにより、補強メンブレンの組成を制御できるようになり、薄いメンブレンでありながら、より厚い電解質膜よりも高いガスバリアー性を実現しました。


ゴアセレクト®メンブレンの特質

ゴアセレクト®メンブレンの特質

ゴアセレクト®メンブレンは製品により、使用条件および顧客が定義する仕様に応じて、以下のように、ひろく異なる特性を有しています。これによりゴアは、さまざまな業界や用途向けに最適化された解決策を提供できます。

 

詳細はこちら


ゴアのテクノロジー: EMPOWERING BETTER FUTURES, TOGETHER

ゴアは顧客との会話により・共創・連携を密に行いながら製品を試験・評価しています。その過程において、ゴアの燃料電池部品がシステム内でどのような性能を示すか、理解を深めてきました。

この知識は当社の研究・開発・製造工程に大きく貢献し、用途に適合し、意図した通りに性能を発揮する先端的なメンブレン技術の創出を支えています。

ゴアはPEM設計と材料技術における深い経験と専門知識をもち、さまざまなPEMの用途に特有の要求と要件を理解しています。

乗用車や定置型電源、大規模な商業用途、長距離輸送、そして将来の先端交通プロジェクトにいたるまで、私たちは限界を高める取り組みを続けていきます。

ゴアの強み

燃料電池技術への挑戦

水素エネルギーと燃料電池技術は、無限の可能性を秘めています。しかし、カーボンニュートラルな未来への道のりには、さまざまな課題があります。

水素エネルギーはカーボンニュートラル達成の鍵です。 燃料電池の利用は、車や都市、産業全体の脱炭素化につながります。この持続可能な高効率の技術は、多くの雇用を生み出し、目的を共有し活動する多くの団体組織に重要な機会をもたらし、気候変動の解決に貢献します。

未来を変えるには、まず現在から取り組む必要があります。

燃料電池の商業化や量産化が進む一方で、政策や施策の立案と投資が官民ともに大きく増加しつつあります。ネットゼロの実現は、私たちの手の届く範囲のところまで来ています。

しかし、従来の燃焼エネルギーに対して真に競争力を持つためには、燃料電池技術をより身近に、より大量に、より高品質に、より低コストで提供することが必要です。

これこそが私たちのミッションです。


パートナーシップを通じた進歩

Partnerships

新エネルギー時代における成功には、すぐれたパートナーが必要です。

燃料電池メーカーは、関連する研究開発分野に深い専門性をもつ企業を必要としています。

優れた実績や、イノベーションの文化、課題対応、リスクを低減するための用途や工程に関する幅広い知識、システムと運用のコスト削減に貢献する高品質な製品を安定的に供給する能力が必要とされます。

水素燃料電池市場における成功を目指すメーカーが必要としているのは、単なるサプライヤーではありません。

必要なのはパートナーです。

そこでゴアが必要とされています。


ゴアが選ばれる理由

研究から原材料まで、開発から設計そして物流に至るまで、ゴアは世界中の燃料電池メーカーにサービスやソリューション、サポートを提供しています。

Nathan's Quote

「顧客や業界との協力を通して、クリーンエネルギーソリューションを世界にもたらす機会を持つことができ光栄です。ゴアは、技術的・経済的なパフォーマンスの向上を可能にすることで、お客様が水素市場拡大への取り組みを加速できるようお手伝いいたします」

ゴア オルタナティブ エネルギー・ストレージ グローバルセールス・リーダー Nathan Ross(ネイサン・ロス)

ゴアの最先端技術を駆使したプロトン交換メンブレン(PEM)の製品ラインアップにより、トータルコストを抑えつつ、迅速かつ効率的に量産体制を最適化できます。これは、今日の燃料電池産業において重要なことです。

継続的イノベーション

継続的イノベーション

水素燃料電池が化石燃料によるパワートレインソリューション(およびその他の最新の低炭素代替策)を実用的に代替するには、製品とプロセスのイノベーションが不可欠です。

特性解析・分析技術からメンブレンや触媒の構造まで、燃料電池の開発・設計は、市場やメーカーのニーズを満たすために継続的に進化する必要があります。

当社は、複数の製品と市場要因を考慮した反復的かつ臨機応変な製品開発プロセスを通じて、継続的で規律あるイノベーションに取り組んでいます。このアプローチにより、高性能の水素燃料電池ソリューションを提供し、急拡大する商業用途の需要に応えます。

技術サービスとサポート

ゴアの優位性技術サービス

燃料電池技術者とスタック設計者は、目的に合ったソリューションを主体的かつ迅速に提供できるサプライヤーを見つけなければならない、という課題に直面しています。黎明期にあるこの業界では、メーカーは自社の研究開発の目的とプロセス開発に十分な技術サービスおよびサポートを得るのに苦労しています。
 
ゴアには素材の知識があります。市場の知識もあります。数十年もの間、ディープサイエンスを支えてきました。
 
当社のソート・リーダーシップと業界経験、全社的な分析リソースを強力な基盤として、お客様に比類のない技術的知見と、市場投入までの時間短縮に役立つ製品開発プロセスを提供します。

総所有コストの削減

総所有コストの削減

従来の燃料ソリューションと同等のコストを達成することは、燃料電池の商業化にとって重要な要素です。水素燃料電池システムは確実に進歩していますが、いまだ規模の経済を達成しておらず、内燃エンジンと対等のコスト競争力を得ていません。メーカーは生産コストの削減によって投資リスクを軽減する必要もあります。

ゴアセレクト®メンブレンの特性は、システムの信頼性を向上させるだけでなく、さまざまな点でプロトン交換膜(PEM)燃料電池システムの設計コストの最小限化に役立ちます。

メンブレンがより薄く、出力密度がより高ければ、燃料電池スタックのサイズを小さくして高価な追加部品を削減することが可能です。当社の補強技術により、燃料電池はさらに高温・低湿度下でも動作できるようになり、内部加熱と加湿器の要件が簡略化されます。

ゴアはより薄いPEMをより高速に大量生産できるため、完成車メーカーにとって製造コストと追加原材料の削減につながります。

ゴアセレクト®メンブレンは、その耐久性の向上により燃料電池スタックの耐久性を向上することで、システムの耐用期間における総コストを削減します。

安定供給

安定供給

発展途上の市場における競争では、失敗は許されません。

地球の将来に深い影響を与える産業であれば、なおさらです。

水素燃料電池技術が大衆市場で受けいれられるためには、高性能PEMを、より大量により低コストで、そして最小限のリスクで普及させる能力がきわめて重要です。

世界中で水素燃料電池技術に寄せる大きな関心は、各国の投資政策となり、新たな需要を十分に満たす量の高品質のPEMの調達と生産、供給には、信頼できるサプライチェーンが不可欠です。

当社は1994年に燃料電池事業に携わって以来、常に業界をリードしてきました。生産データで実証された当社の製造工程の一貫性は、予期せぬ製造不良や、歩留まり低下、品質不良のリスクを大幅に低減し、均一な製品を生産し続けています。

現在、業界で最も経験豊富な燃料電池部品メーカーの1つとして、当社のグローバルネットワークは、大規模生産において供給量と歩留まり、品質の安定をお約束します。

高水準の品質安定性

高水準の品質安定性

燃料電池技術の耐久性の向上は、コスト低減と同様に、商業化の実現には不可欠な検討事項です。

ゴア独自のPEM設計は、出力密度とメンブレンの耐久性の両方に新たな基準を設定し、より長い耐用期間にわたる高性能を実現します。これによりメーカーは設計の可能性を広げることができます。

当社の精密コーティング技術に関する専門知識は、セル間のばらつきを最小限に抑え、製品の均一性と品質を高めることが可能です。これによりスタックメーカーは、オーバーフローと熱分布の制御が可能となり、スタックの性能安定化と長寿命化が実現します。

当社の燃料電池製造工場は、品質管理および環境管理システムの監査を受けており、ISO9001およびISO14001の認証を取得しています。現在、IATF16949の認証取得へ向けて取り組んでいます。

近年のプロセス開発の取り組みにより、広幅で高い均一性を備えたゴアセレクト®メンブレンの高い生産性での製造が可能になりました。ゴアは完成車メーカー品質に関する要求事項を満たし、プロセスの安定性と高い生産性を通じて製品を大量に供給することができます。


ゴアのサステナビリティに対するコミットメント

私たちは、企業として、また個人として、環境に対して責任を持ちながら、経済と社会に好影響を及ぼすように努めています。

このサステナビリティ重視は、 当社の理念である「Together, improving life」および、長年にわたり築き上げてきた価値観や文化、そして顧客および地域社会、アソシエートへの責任とも一致しています。

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歴史

ゴア燃料電池の歴史:25年以上にわたり業界を牽引

6万台以上の燃料電池車向けに、数百万平方メートルのPEMとMEAを製造し、さらに100種類以上のモデル開発により、 20万トン以上のCO2排出量削減に貢献してきました。

ゴアの燃料電池ビジネスユニットは1995年に設立されました。それ以来、世界中のほぼすべての主要な燃料電池システム開発企業および完成車メーカーと提携してきました。

世界初の商用MEAである ゴア® プライメア®膜/電極接合体(MEA)の発売以来、ゴアは世界のPEM市場を牽引してきました。

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ゴア独自の技術は、乗用車・商用車から重工業やマテリアルハンドリング、さらには定置型や非常用電源、携行電源まで、さまざまな用途の動力源となっています。

そして、世界がよりクリーンな未来を支える水素エネルギーの可能性に目覚めたとき、私たちはまだスタート地点に立ったばかりだと感じています。


ゴアの燃料電池の歩み

ゴアは20年以上前に燃料電池産業に参入しました。新製品から業務提携をふくめ、これまでに達成した進歩と、今後の取り組みについても誇りに思います。

これまでの主な成果:

燃料電池の歩み
A
B
C
D
E
F
G
H
I
J
K
L
M
N
O

1994

燃料電池ほか幅広い用途向けに新開発したアイオノマー複合膜の特性解析に着手、きわめて高密度での操業を実現。

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1995

• 燃料電池ビジネスユニット設立
• ePTFE補強PEM技術の特許をバハール特許事務所から初めて出願
• ゴアセレクト®メンブレン複合品を基に5000シリーズMEAを導入

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1997

5510シリーズ(第2世代)MEA導入(以後5年間、高性能MEAの業界標準)

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1999

メリーランド工場で生産能力100,000平方メートル超のMEA量産ラインを稼働

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2000

中国の施設で新型高性能フッ素系アイオノマーの設計・製造能力開発

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2002

• 定置型PEM燃料電池用ゴア®プライメア®シリーズ56MEAを、耐久性と出力密度を兼ね備えた前例のない製品として発売。26,000時間以上の連続動作を実証。
• 主要燃料電池メーカーである H Power Corp.が商用PEM燃料電池用のMEAのサプライヤーとしてゴアを選定。

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2003

• 運輸用ゴア®プライメア®シリーズ57MEAを(従来の業界標準比4倍の長寿命製品として)量産発売
• 非常用電源および携行電源向の燃料電池ゴア®プライメア®シリーズ58MEAが、乾燥状態でも高出力密度の製品として市場を席巻。
• 日本で最初のPEM量産ラインが稼働
• HyStat™燃料電池定置型発電機にゴアのMEAを採用

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2005

MEAの寿命が10倍向上したことを加速試験で実証

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2006

MEA製品ラインアップ拡大、新たにゴア®プライメア®メンブレン/電極接合体シリーズ追加。非常用電源やマテリアルハンドリング、バス、定置型コージェネレーションおよび開発型の自動車用途などの商用化が可能に。

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2010

燃料電池の総合的ソリューション事業構築のため日本ゴアを完全子会社化

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2014

ゴアセレクト®メンブレン、革新的なトヨタ MIRAI 燃料電池車(FCV)の燃料電池スタックに採用

詳細はこちら
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2016

ゴアセレクト®メンブレン、5人乗りとしては初の燃料電池セダンである革新的なホンダ Clarity FCVに採用。

詳細はこちら
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2018

ゴアセレクト®メンブレン、ヒョンデの水素燃料電池自動車 NEXO Fuel Cell EV SUVの燃料電池スタックに採用。

詳細はこちら
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2019

• ゴアの燃料電池技術が、パナソニックの第6世代家庭用燃料電池コージェネレーションシステムに採用。
• 国際水素燃料電池車両会議2019で新グレードM788を発表

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2020 - Future

世界を牽引するサプライヤーとしてPEM製造能力を継続拡大

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Gore Space


Bob Gore(ボブ・ゴア)が50年以上前にePTFEに関する先駆的な発見を行って以来、当社のイノベーションへのコミットメントは強くなるばかりです。

新しい境地を開拓し、新しい境界を押し広げ、より良い未来をリードするとき、私たちは常に以下の約束を心に留め、そしてそれによって動機づけられます。ともに、より良い未来のために。

ゴア® 燃料電池技術の詳細はこちらをご覧ください。

ゴア® 燃料電池技術の開発ストーリー >


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業界動向

水素燃料電池:明日を動かす力

水素燃料電池は、地球に負担をかけない真のエネルギーソリューションです。

ゼロエミッションで高効率。高耐久かつ高信頼性、事業規模拡大と持続が可能です。

水素エネルギーは今日、実現可能性の高い脱炭素ソリューションであり、将来のグリーンエネルギーの動力です。

世界では投資額が5,000億ドルを超え、66か国が持続可能なエネルギー転換に取り組んでおり、2050年までにCO2排出量を60%削減しようとしています。それまでに水素の用途は電力網や工業、暖房、運輸に広がり、世界のエネルギー需要の18%を担うと予想されます。1

電気自動車から産業用電源、商業ビルから貨物船など、水素燃料電池技術は、私たちのビジョンであるネットゼロエミッションを実現する代替エネルギーソリューションです。

そして、ゴアの使命はその実現を加速させることです。

水素燃料電池

ゴアは、プロトン交換膜(PEM)および膜/電極接合体(MEA)からなる先端技術のラインアップを世界の水素燃料電池業界に提供しています。ゴアのPEM供給は、世界中の主要燃料電池車メーカーの量産を支えています。

燃料電池車の航続距離と燃料補給時間は内燃エンジン車と同等であり、燃料電池車は運輸市場における魅力的な選択肢としての地位を急速に確立しつつあります。実際、2025年から2030年にかけて、世界の自動車業界では年間50万台もの燃料電池車が生産されると予測されています。2

ゴアは、この進展において貢献できることに胸を躍らせています。

燃料電池の最新ニュースはこちらからご覧いただけます。

1 世界経済フォーラム2021レポート 「Fostering Effective Energy Transition」
2『2015年版 燃料電池関連技術・市場の将来展望』、富士経済、2015年2月2日。

水素燃料電池のメリット

水素燃料電池技術は、水素を電気に変換する技術として、クリーンエネルギーへの世界的な転換に不可欠な要素です。この最新技術は、従来の発電と比較して、多くのメリットがあります。

高効率、ゼロエミッション

高効率

水素燃料電池の最大の利点、かつネットゼロの未来との関連性は、発電時に副産物として水と熱しか発生しないことです。完全なカーボンゼロとは、有害な温室効果ガスである二酸化炭素(CO2)と一酸化炭素(CO)を生成しないことです。

実際、排出ガスはとてもクリーンであり、消費することが可能です。アメリカ航空宇宙局(NASA)では長年にわたり燃料電池技術を使用してスペースシャトルを動かし、排水を宇宙飛行士の飲料水として利用してきました。

燃焼ではなく化学反応による発電は、タービンやガソリンエンジンなどの従来の方法よりはるかに効率的な電力システムです。内燃エンジンの効率が約25%、発電所の効率が35%であるのに対し、燃料電池は40〜60%の効率で稼働します。

エネルギー安全保障と燃料の柔軟性

エネルギー安全保障

水素燃料による発電は、これまでのように石油など化石燃料を燃焼させてエネルギーを発生させる必要がないため、燃料輸入への経済依存度が低く、水素燃料メーカーのエネルギー安全保障が高まります。

水素は、水と電源があればどこでも製造可能であり、(地域の環境や気候に左右される)太陽光発電や風力発電と異なります。そのため、エネルギー輸入の必要性をさらに減らすと同時に、雇用創出と地域経済の成長を促進することができます。

事業拡張性

事業拡張性

燃料電池は、結合することで「スタック」となり、スタックを組み合わせてより大きなシステムにすることができます。電気自動車からオール電化システム、さらには送電網に電力供給するメガワットの設備まで、水素燃料電池は幅広い商業用途で事業化が可能です。

再生可能性と信頼性

再生可能性

水素燃料電池は、従来の内燃エンジンに比べて、システム内の可動部品が少ないため、メンテナンスが容易です。加えて、エネルギー密度が高いため、頻繁に燃料補給をしなくても長時間稼働が可能です。

従来燃料からバイオマスまで、純水素の製造方法はさまざまです。風力や太陽光などの再生可能エネルギーで製造される水素であれば、水素燃料電池も再生可能エネルギーとなります。

静音稼働

静音稼働

可動部品が少ないということは、ほぼ無音での稼働が可能であり、病院ほか住宅や商業施設での使用に理想的です。低騒音は先進的な都市部で歓迎され、防衛用途でも大きな利点となります。

水素エネルギーは、システム全体や都市、産業の全体を脱炭素化する可能性を秘めています。

システムの全体を脱炭素化

水素燃料電池:最新ニュース

燃料電池や水素エネルギーに関する最新のニュースや開発動向について紹介しています。

ゴアとバラードが燃料電池の発展のために協力

公開日: 2021年6月9日

本日、バラード・パワー・システムズ社とW. L. Gore & Associatesが複数年の燃料電池供給契約の締結を発表しました。第6回国際水素燃料電池自動車会議(FCVC 2021)にて行われた署名式では、両社のこれまでの提携と供給関係を称えるものとなりました。

ゴアセレクト® メンブレンがトヨタから「プロジェクト表彰 技術の部」を受賞

公開日: 2021年3月17日

W. L. Gore & Associates(以下、ゴア)は、ゴアセレクト® メンブレンがトヨタ自動車株式会社(以下、トヨタ)の名誉ある「プロジェクト表彰 技術の部」を受賞したと発表しました。ゴアセレクト® メンブレンは、2020年12月に発表されたトヨタのプレミアム燃料電池電気自動車である新しいMIRAIの高い性能と価値の実現に貢献し、ゴアの革新的な技術が評価されました。

トヨタの第2世代燃料電池自動車に ゴアのメンブレン技術が採用

公開日: 2020年12月10日

日本ゴア合同会社は、ゴアセレクト® メンブレンがプロトン交換膜(PEM)としてトヨタ自動車株式会社の新しいトヨタMIRAIに採用されたと発表しました。新しいトヨタMIRAIは、トヨタの第2世代燃料電池自動車であり、優れた性能と耐久性を特長とする新ゴアセレクト メンブレンを使用した燃料電池スタックです。

ゴアの燃料電池技術、 パナソニックの最新世代「エネファーム」をサポート

公開日: 2019年2月25日

日本ゴア株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:ピート・クビッツネ)は、パナソニック株式会社(以下、パナソニック)の家庭用燃料電池コージェネレーションシステム「エネファーム」の最新第6世代製品の「スタック」に、W. L. Gore & Associates(以下、ゴア)のプロトン交換膜(PEM)「ゴアセレクト® メンブレン」が採用されたと発表しました。

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