ゴア® オートモーティブベントに関するよくあるご質問
ゴア® オートモーティブベントは、さまざまな車載用途で採用されています。ベントが必要となる主な理由は、次の4つです。
- 筐体内外の圧力差を解消し、コンポーネントやシールへの負荷を軽減するため
- 筐体内部(電子機器、光源、センサーなど)を、粉じんや汚れ、液体から保護するため
- 水蒸気を筐体の外へ排出し、結露の発生を抑制するため
- 筐体内の電子部品や材料の加熱に伴い発生する、アウトガスの濃度を低減するため
ゴア® オートモーティブベントは、温度や気圧の変化に応じて、延伸ポリテトラフルオロエチレン(ePTFE)製メンブレンを通じて空気や各種ガスを迅速に入れ替えます。従来のベント製品とは異なり、筐体の通気性を確保しながら、粉じん、塩分、水分の侵入も防ぎます。
ゴアの延伸ポリテトラフルオロエチレン(ePTFE)製メンブレンは、その微多孔質構造により筐体内外の圧力差を継続的に解消し、圧力の蓄積を防ぎます。空気や各種ガスを自由に通過させる一方で、液体や微粒子の侵入を確実に防ぎます。
ゴアでは、用途や設計要件に応じたさまざまな種類のメンブレンをラインナップしています。ゴアの技術担当者が、お客様に最適なメンブレン選定をサポートします。
ゴア® オートモーティブベントは、液体の侵入を防ぎながら、空気や各種ガスを双方向に通過させます。必要な通気速度に応じて、通気量の異なる材料を幅広く取り揃えています。
撥水性メンブレンは、水のような表面張力の高い液体を弾き、車載機器を保護します。一方、撥油性を備えたゴアの延伸ポリテトラフルオロエチレン(ePTFE)製メンブレンは、水に加えて、オイル、洗剤、アルコールなど表面張力の低い液体の侵入も防ぎます。自動車用途では、オイルやグリース、燃料への曝露に加え、界面活性剤やワックスによる洗浄が頻繁に行われます。そのため、ベントが長期にわたって安定して機能するには、撥油性メンブレンの採用が有効です。
ゴアでは、お客様の要件に応じて、スナップフィット(はめ込み式)やプレスフィット(圧入式)の成形品、溶着用の打ち抜き品、粘着材付き打ち抜き品をラインナップしており、それぞれ複数の形状・サイズを用意しています。成形品は、水や汚染物質の侵入を防ぐとともに、外部からの衝撃や接触に対する耐性も備えています。一方、打ち抜き品や粘着材付きベントは薄型で、サイズバリエーションが豊富なため、設計の自由度を高めます。ベントの選定にあたっては、筐体の設計や材質も重要なポイントです。
標準製品で要件を満たせない場合は、カスタム構成にも対応しています。用途や条件に応じて最適な構成をご提案しますので、ゴアの担当者までご相談ください。
部品や用途に応じて、アクリル系またはシリコーン系の感圧性粘着材(PSA)を採用しています。PSAは幅広い素材に適用でき、表面処理をほとんど、あるいは全く必要とせず、圧力を加えるだけで確実に接着できます。耐久性と水密性に優れているのも特長です。粘着材の耐熱性や詳細な性能については、各製品のデータシートをご参照ください。
一般的な自動車用途では、1つのベントで対応できるケースが大半です。ただし、最適なベントの数や材質・構成は、筐体のサイズおよび有効容積、温度サイクルや高度・気圧の変化、接触の可能性がある液体の種類、必要な通気量などによって異なります。
詳しくは、ゴアの担当者にご相談ください。通気量や結露対策を踏まえた最適なベント数と仕様の選定をサポートします。
設置位置は筐体の設計に合わせて柔軟に選択できますが、通気口が塞がれない位置であることが基本条件です。異物の付着や液体の滞留を防ぐため、筐体の側面(垂直面)への設置を推奨します。取り付けの際は、表面処理ガイドや粘着材の使用指針、設置手順をご参照ください。
ゴア® オートモーティブベントは、少量・多品種生産ラインに適した手作業での取り付けから、大量生産向けの完全自動化による取り付けまで、幅広く対応しています。
お客様にとっての最適な取り付け方法については、ゴアの担当者までお問い合わせください。
ゴアは、自動車分野での豊富な実績とメンブレン製造の技術力を活かし、自動車業界の厳しい要求に応える幅広い製品を開発しています。
詳細については、各製品のデータシートをご参照ください。
ゴア® オートモーティブベントは、OEMおよびTier-1サプライヤーの厳格な試験要件に基づいて設計されています。試験では、車両の一般的な使用期間である10~15年にわたってベント性能を維持することが実証されています。
本製品は、一般工業用途に限定してご使用ください。
食品、医薬品、化粧品、医療機器の製造、処理、または包装作業にはご利用いただけません。