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グラスライニング配管・機器を確実にシーリング

化学プロセスの現場では、過酷な条件下で腐食性の高い流体を扱うため、グラスライニング製の配管や機器が広く使用されています。しかし、こうした配管や機器で長期にわたり確実なシーリングを維持することは容易ではありません。ゴア® ガスケットテープ シリーズ1000は、次のような条件下でも安定したシールリングを実現します。

  • 高温環境
  • 圧力変化
  • 締付荷重の制限
  • フランジやシール面のひずみ

ePTFEテープ
ゴア® ガスケットテープ シリーズ1000は、100%延伸ポリテトラフルオロエチレン(ePTFE)製のテープ状シール材です。フランジ面への高い追従性とクリープやコールドフローに対する優れた耐性により、長期にわたって安定した締付状態を維持します。ゴア独自のバリアコア構造が、低荷重下でも確実なシール性を発揮。化学的に不活性な材料特性により、高い耐薬品性も備えています。

特長とメリット
用途
特長とメリット
高性能な産業用シーリング製品

ゴア® ガスケットテープ シリーズ1000は、腐食性の高い流体の漏れを防ぎ、グラスライニング機器を保護します。


独自のバリアコアテクノロジー

  • ゴア独自のバリアコア構造により、限られた締付荷重でも高いシール性を発揮
  • 一般的なePTFEガスケットテープを大きく上回るシール性能(特にグラスライニング製反応器など高い安全性が求められる用途に最適)

優れた追従性

  • 低い締付圧でもフランジ面のひずみや凹凸に追従し、安定したシール性を確保
  • 安定した気密性により、MC(メカニカル・コンプリーション)や装置立ち上げ時の手戻り・再作業を回避

取り扱いが容易な製品形態

  • 現場で必要な形状・長さに加工可能
  • 事前加工や専用ガスケットの製作が不要で、リードタイムを短縮
  • スプール巻き形状で輸送・保管・取り扱いが容易
  • 粘着加工により、周囲温度2〜50°C(36~122°F)の環境下でもスムーズな施工が可能
  • フランジのひずみが大きい場合のシム調整も手早く簡単
  • 形状・サイズ別の在庫が不要で、在庫コストを削減

信頼性の高い長期安定シール

  • バリアコア構造により、浸透しやすい流体に対しても高いシール性を維持
  • 耐薬品性に優れた100% ePTFEが、フランジのシール面全体を保護
  • 耐クリープ性に優れ、長期使用でも締付力の低下を抑制
  • グラスライニング機器本来の仕様を最大限に活用可能
  • 大手化学メーカーが求める長いメンテナンスサイクルを実現
     
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シリーズ1000の構造図(コールアウト付き)
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有限要素解析(FEA)モデルで確認したゴア® ガスケットテープ シリーズ1000の断面図。赤色は最適なシール応力を示しています。
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腐食性流体を伴う過酷な条件下でも高い耐久性を発揮する、ゴア® ガスケットテープ シリーズ1000の断面図。
用途
ゴア® ガスケットテープ シリーズ1000の用途

ゴア® ガスケットテープ シリーズ1000は、過酷なプロセス条件下でも産業用グラスライニング機器を確実にシールする性能と汎用性を備えています。標準的なガスケットでは対応が難しい、以下のような用途にも最適です。

  • 化学工業や鉱業など、腐食性の高い流体を扱うプロセス
  • 大口径(DN 600/ASME 24インチ以上)または規格外フランジを持つグラスライニング機器(塔類、攪拌槽、反応器、貯蔵タンク、レシーバータンクなど)


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ゴア® ガスケットテープ シリーズ1000は、大口径グラスライニングフランジの確実なシーリングを実現します。

ゴア®ガスケットテープ シリーズ1000は、大口径グラスライニングフランジの確実なシーリングを実現します。

競合製品との比較

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腐食性流体を扱うグラスライニング機器において、エンベロープガスケットの劣化や破損の様子を示す3枚の画像

一般的なエンベロープガスケットは、腐食性流体の影響により劣化・破損するおそれがあります。これは作業員に対する安全上のリスクとなるだけでなく、機器の損傷や腐食、生産停止(ダウンタイム)、修理・保全コストの増加にもつながります。

大型エンベロープガスケット

ゴア® ガスケットテープ シリーズ1000

複数の素材を組み合わせた構造のため、製品全体での耐薬品性には限界があります。PTFE外被に生じたマイクロクラックから流体が浸透し、内部コアを劣化・破壊するおそれがあります

耐薬品性に優れた100% ePTFEにより、フランジのシール面全体を保護します

長期使用やプロセスサイクルの繰り返しにより、シールの信頼性や耐久性が低下しやすく、メンテナンス頻度の増加やダウンタイムの発生につながる場合があります

優れた耐クリープ性により、長期使用でも締付力低下を抑制。大手化学メーカーが求めるメンテナンスサイクルの長期化を実現します

フランジのひずみや凹凸に対する追従性が十分でなく、MC(メカニカル・コンプリーション)や装置立ち上げの遅延を招くおそれがあります

フランジのひずみや凹凸に対しても高い追従性を発揮し、低い締付圧でも安定したシール性を確保。MCや装置立ち上げ時の手戻り・トラブルを低減します

外部での加工が必要となるケースが多く、納品までに長いリードタイムを要します

現場でガスケットを成形できるため、事前加工に伴うリードタイムが不要です

位置決めや装着手順が煩雑で、施工に時間と手間がかかります

取り扱いやすく、粘着剤付きのため施工性に優れます。フランジのひずみが大きい場合のシム調整も容易です

サイズや仕様ごとの調達が必要となり、迅速な入手が難しい場合があります

安定した供給体制により、輸送・保管・取り扱いを簡素化できます

その結果、在庫点数の増加や在庫管理コストの負担につながります

サイズ別・仕様別の在庫が不要で、在庫管理コストを低減できます

 

一般的なePTFEテープを上回る、ゴア® ガスケットテープ シリーズ1000の性能

一般的なePTFEガスケット

ゴア® ガスケットテープ シリーズ1000

低い締付圧では、得られるシール性(気密性)に限界があります

一般的なePTFEガスケットテープを大きく上回るシール性を発揮します

ガスケットの耐久性が十分ではないため、グラスライニング機器を本来の仕様範囲よりも制限して使用しなければならない場合があります

グラスライニング機器本来の仕様を最大限に活用できます

わずかなひずみでもシム調整が必要となり、MC(メカニカル・コンプリーション)や装置立ち上げの遅延を招くおそれがあります

フランジのひずみや凹凸に対しても高い追従性を発揮し、低い締付圧でも安定したシール性を確保。MCや装置立ち上げ時の手戻り・トラブルを低減します

長期使用やプロセスサイクルの繰り返しにより、シールの信頼性や耐久性が低下しやすく、メンテナンス頻度の増加やダウンタイムの発生につながる場合があります

優れた耐クリープ性により、長期使用でも締付力低下を抑制。大手化学メーカーが求めるメンテナンスサイクルの長期化を実現します

充てん材入りPTFEガスケットを上回る、ゴア® ガスケットテープ シリーズ1000の性能

充てん材入りePTFEガスケット

ゴア® ガスケットテープ シリーズ1000

外部での加工が必要となるケースが多く、納品までに長いリードタイムを要します

現場でガスケットを成形できるため、事前加工に伴うリードタイムが不要です

サイズや仕様ごとの調達が必要となり、迅速な入手が難しい場合があります

安定した供給体制により、輸送・保管・取り扱いを簡素化できます

輸送を容易にするため、蟻継ぎ形状に分割されることがあります。しかし、蟻継ぎは材料が重ならないため継ぎ目が弱点となり、漏れの原因となるおそれがあります

スプール巻きのテープ形状で、分割加工が不要です。端部を重ね合わせるスカイブカット接合により継ぎ目からの漏れを防ぎ、高い気密性と信頼性を維持します

サイズ・仕様ごとの在庫が必要で、在庫管理コストがかかります

サイズ・仕様ごとの在庫が不要で、在庫管理コストを低減できます

位置決めや装着手順が煩雑で、施工に時間と手間がかかります

取り扱いやすく、粘着剤付きのため施工性に優れます。フランジのひずみが大きい場合のシム調整も容易です

フランジのひずみや凹凸に対する追従性が十分でなく、MC(メカニカル・コンプリーション)や装置立ち上げの遅延を招くおそれがあります

フランジのひずみや凹凸に対しても高い追従性を発揮し、低い締付圧でも安定したシール性を確保。MCや装置立ち上げ時の手戻り・トラブルを低減します

長期使用やプロセスサイクルの繰り返しにより、シールの信頼性や耐久性が低下しやすく、メンテナンス頻度の増加やダウンタイムの発生につながる場合があります

優れた耐クリープ性により、長期使用でも締付力低下を抑制。大手化学メーカーが求めるメンテナンスサイクルの長期化を実現します

技術情報

素材

•多方向に高い強度を有する100%延伸ポリテトラフルオロエチレン(ePTFE)

•施工時の位置決めや取り付けを補助する粘着テープ付き構造

耐薬品性

溶融アルカリ金属および高温・高圧下のフッ素ガスを除き、pH 0〜14のあらゆる流体に対して優れた耐薬品性を発揮します。

使用可能範囲

使用可能範囲は、温度・圧力条件に加え、フランジサイズ、締付圧、施工方法などの施工条件によって異なります。
 

•通常使用範囲:-60°C~230°C(-76°F~445°F)、
中真空(1)~10 bar(145 psi)

•最大使用可能範囲:-269°C~315°C(-452°F~600°F)、
中真空~16 bar(230 psi)(口径DN 2000/ASME 80インチまでのフランジに対応)


フランジ面のひずみや凹凸により、局所的に高い荷重がかかる場合があります。詳細な適用条件や施工指針については、ゴアまでお問い合わせください。

通常使用範囲を超える条件でご使用の際は、用途に応じた設計を行い、施工時には十分ご注意ください。

保管可能期間

ePTFEは経年劣化しないため、長期保管が可能です。ただし、粘着剤の性能を確保するため、通常の保管条件(2)では購入から2年以内の使用を推奨します。

(1) 絶対圧力 1 mmHg (Torr) = 133 Pa = 1.33 mbar = 0.019 psi
(2) 21°C(70°F)、50%相対湿度

ゴア® ガスケットテープ シリーズ1000はメートル規格で製造されています。テープ幅・厚さ・長さは、用途やフランジ条件に応じて自由に組み合わせることができます。

幅

厚さ

長さ

40 mm (1.5")

6 mm (1/4")

5 m

55 mm (2")

9 mm (3/8")

10 m

65 mm (2.5")

 

15 m

  • テープ幅は、フランジ幅と同等またはそれ以上のサイズをお選びください。
  • フランジ面の凹凸が1.7 mmまでの場合は、厚さ6 mmを選べばシム調整が不要です。
  • フランジ面の凹凸が2.5 mmまでの場合は、厚さ9 mmを選べばシム調整が不要です。
  • 上記範囲を超える凹凸がある場合は、ゴア® シリーズ1000用シムテープの併用をご検討ください。

ゴア® ガスケットテープ シリーズ1000シムテープは厚さ3 mm(1/8インチ)、長さ5 m(16フィート)で、ガスケットテープの各幅に対応した製品をご用意しています。使用するガスケットテープと同じ幅のシムテープをお選びください。

試験データ

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ゴア® ガスケットテープ シリーズ1000の圧縮曲線

 

厚さ
6 mm (1/4")

厚さ
9 mm (3/8")

PQR, 150 °C (302 °F)

0.49

0.41

PQR, 230°C (445°F)

0.36

0.29

EN 13555規格に基づくクリープ緩和試験(PQR)による測定値です。

本試験は、治具剛性500 kN/mmの試験装置を使用し、初期締付圧10 MPaの条件下で、長さ250 mm × 幅55 mmのテープ2本で実施しました。

 

厚さ
6 mm (1/4")

厚さ
9 mm (3/8")

Qmin (0.1)

9 MPa
(1,305 psi)

13 MPa
(1,885 psi)

Qmin (0.01)

14 MPa
(2,030 psi)

18 MPa
(2,610 psi)

Qsmin L0.0001まで、QA > 5 MPa

5 MPa
(725 psi)

5 MPa
(725 psi)

m

5

5

y

9 MPa
(1,305 psi)

13 MPa
(1,885 psi)

EN 13555規格に基づくシール性試験による測定値です。本試験はDN 200 PN 10のプラテンにて、幅30 mmのテープを用い、内圧10 bar(試験ガス:窒素)の条件下で実施しました。

 

厚さ
6 mm (1/4")

厚さ
9 mm (3/8")

溝付き試験プラテンにて測定した 0.1 mg/(m•s) を達成する締付圧
 

9 MPa
(1,300 psi)

13 MPa
(1,885 psi)

溝付き試験プラテンにて測定した 0.01 mg/(m•s) を達成する締付圧
 

14 MPa
(2,030 psi)

18 MPa
(2,610 psi)

EN 13555規格に基づく追従性試験による測定値です。本試験は、縁が傾斜した深さ0.5 mmの溝を有するDN 200 PN 10プラテンにて、幅30 mmのテープを用い、内圧10 bar(試験ガス:窒素)の条件下で実施しました。

 

厚さ
6 mm (1/4")

厚さ
9 mm (3/8")

最大締付圧(23°C/73°F)

70 MPa
(10,150 psi)

70 MPa
(10,150 psi)

長さ250 mm × 幅55 mmのテープ2本を使用。装置剛性500 kN/mm、荷重負荷速度0.1 MPa/s、最大荷重保持時間15分の条件下で試験を行い、目視による破損は認められませんでした。

認証と用途
 

種類説明ファイル
TA Luft

TA Luft1試験では、ガスケットはDN 40/PN 40の鋼製フランジに通常は締付圧30 MPaで取り付けられます。その後、フランジは定められた温度に48時間以上さらされます。冷却後、24時間以上にわたって漏れ量を測定します。試験内圧は1 bar(試験ガス:ヘリウム)です。
TA Luftの基準に合格するには、24時間後の最終的な漏れ量が、1.0 × 10-4 mbar*l/(s*m) 未満である必要があります。

厚さ6 mmでTA Luft認証を取得しています。

1Federal Ministry of Germany for the Environment, Nature Conservation, Building and Nuclear Safety: First General Administrative Regulation Pertaining the Federal Emission Control Act (Technical Instructions on Air Quality Control - TA Luft), Joint Ministerial Gazette, July 30, 2012.

安全性について
 
ゴア® ガスケット製品は、成形品の定義を満たしているため、製品安全データシート(MSDS)や安全データシート(SDS)の添付は必要ありません。ご参考までに、当社製品の使用目的および適切な取り扱いを記載した製品安全シート(PSS)を掲載します。
品質管理システム
ゴアは、ISO9001の認証を取得しています。
 

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本製品は、一般工業用途に限定してご使用ください。

食品、医薬品、化粧品、医療機器の製造、処理、または包装作業にはご利用いただけません。