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ケーススタディ: スマートフォン向けゴア® プレッシャーベント

優れた圧力平衡でスピーカーの歪みを解消し、音質を高めた取り組みをご紹介します。


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青いネットワーク風のトンネル画像

課題

あるスマートフォンメーカーは、設計バリデーションの過程で、自社製品の1機種においてスピーカーに大きな歪みが発生していることを確認しました。端末が圧迫された状態でオーディオやビデオを再生すると、歪んだ音が生じていたのです。音質上の問題によるブランドイメージの低下を避けるため、このメーカーは当該製品の発売を断念せざるを得ませんでした。

最終的に、このスマートフォンメーカーはゴアの専門チームに相談し、音質低下の原因究明と、スピーカー歪みによるノイズを完全に解消するソリューションの検討を依頼しました。

ソリューション

この不具合に対する効果的な解決策を検討するにあたり、ゴアはお客様と密にコミュニケーションを取りながら、リスクや不明点、改善の可能性について議論を重ねました。不具合のあるデバイスのサンプルを分析した結果、ゴアのエンジニアリングチームは原因を迅速に特定し、お客様の課題を解決する最適な製品を短期間で開発しました。

歪んだ音の原因は、スマートフォン内部と外部の圧力差により、スピーカーの振動板の動きが妨げられていたことにありました。ゴアのエンジニアは、通気量を高めることで圧力差を解消し、圧力平衡を改善できると結論付けました。

通気量を高めるため、ゴアの経験豊富なエンジニアチームは、「より大きな有効面積」と「より高い通気性」という2つの重要な要件を満たすベント材料を開発しました。通常、通気量を高めるプレッシャーベントの採用は、防水性能の低下を伴います。

しかし、ゴア® プレッシャーベントPE12モデルの開発により、通気量を3倍に高めながら、IPX8の防水規格を維持することに成功しました。

PE12モデル: 革新的なゴア® プレッシャーベント

ゴアのエンジニアによるPE12ベント材料の迅速な開発により、通気量は3倍に向上し、スピーカーの歪みは完全に解消されました。通気量10,000 mL/min/cm²を実現するPE12ベントは、安定した圧力平衡と、浅い水没環境での保護を保証するIP67およびIP68の防水性能を両立しています。このベントはスマートフォンだけでなく、トランシーバー、イヤホン、その他多くのデバイスにも適用できます。

その画期的な特長により、ゴア® プレッシャーベントPE12モデルは防水携帯端末の業界標準となりました。同様の課題を抱えていた多くの企業が、自社デバイスにこのベント材料を採用しています。当社の標準的なプレッシャーベントの詳細については、こちらをご覧ください。

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携帯端末用ベントPE12シリーズ

結果

ゴアのエンジニアがスマートフォンの問題を迅速に特定し、将来のニーズを見据えたプレッシャーベントを開発したことで、スピーカーの歪みを解消する道が開かれました。最終的に、お客様はこのスマートフォンを量産ラインに移し、ほどなく販売を開始することができました。

ゴアのサポートにより、このスマートフォンメーカーは以下を実現しました。

  • ゴア® プレッシャーベントPE12により、通気量を3倍に向上させ性能を改善
  • スマートフォンのスピーカー歪みを大幅に低減
  • IPX8規格に準拠した信頼性の高い防水性能を維持
本製品は、一般工業用途に限定してご使用ください。

食品、医薬品、化粧品、医療機器の製造、処理、または包装作業にはご利用いただけません。