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ゴア® オートモーティブベントに関連する用語とその定義をまとめた用語集です。

特定の背圧条件において、ベントを通過する空気の量(通常は単位時間あたり)を指します。必要な通気量は、筐体のサイズ、想定される温度や高度の変化、および許容される圧力差に基づいて決定します。ゴアでは、適切な通気量の算出を支援するコンピュータモデリングプログラムを用意しています。

ベントの機能向上を目的として、延伸ポリテトラフルオロエチレン(ePTFE)製メンブレンに貼り合わせる材料の総称です。主に、耐突刺性や剛性を高める役割を担います。ベントを筐体に熱溶着で取り付ける場合は、粘着材として機能するタイプの支持材を選択することも可能です。

耐薬品性とは、化学物質にさらされても素材が劣化・変質しない性質を指します。延伸ポリテトラフルオロエチレン(ePTFE)は、酸、アルコール、アルデヒド、アミン、塩基、エステル、エーテル、ハロゲン化炭化水素、炭化水素、ケトン、多価アルコールなど、ほぼすべての産業用化学物質に対して優れた耐薬品性を有しています。詳細については、ゴアの担当者までお問い合わせください。

水蒸気が液体へと変化する現象です。露点が周囲温度を上回ると結露が発生します。

空気中の水蒸気が凝縮し、結露が始まる温度を指します。

物質が濃度差に応じて、高濃度側から低濃度側へ移動する現象です。この過程に空気の流れは必要ありません。ゴア® オートモーティブベントはこの拡散を利用し、水分濃度が高くなりやすいヘッドランプ内部の湿気を外部へ逃がすことで、結露の発生を抑えます。

延伸ポリテトラフルオロエチレン(ePTFE)は、30年以上前にゴアが開発した、強靭で微多孔構造を持つ材料です。ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)を急速に延伸して作られており、化学的不活性や高い熱安定性、低い摩擦係数といったPTFE本来の特長を受け継いでいます。このePTFEからなるゴア® メンブレンは、液体や汚染物質の侵入を防ぎつつ、微細な孔を通じて通気を可能にする独自の構造を持ち、ベント用途に最適です。この独自技術は、現在ではゴア® オートモーティブベントにとどまらず、多岐にわたる数千もの製品に採用されています。

水をはじく性質を指します。延伸ポリテトラフルオロエチレン(ePTFE)は、素材自体が撥水性を備えています。

国際電気標準会議(IEC)が定める防水・防塵規格です。

複数の層を組み合わせた構造を指します。例えば、延伸ポリテトラフルオロエチレン(ePTFE)製メンブレンを支持材と組み合わせることで、耐久性、耐貫通性、剛性を向上させることができます。

ゴア® メンブレンは、延伸ポリテトラフルオロエチレン(ePTFE)で構成された薄膜です。多孔質構造により、空気や水蒸気は通過させながら、粉じんや汚れ、液体の水などの大きな物質の侵入を抑制します。

材料を通過する水蒸気の拡散速度を表します。

表面張力の低い液体をはじく性質を指します。自動車用途では、ガソリンやエンジンオイル、トランスミッションフルード、ブレーキフルード、不凍液、ウィンドウォッシャー液、洗車液、ワックスなど、さまざまな低表面張力の液体への耐性が求められます。

圧力を加えることで接着するタイプの粘着材です。取り扱いを容易にするため初期の粘着力(タック)は低く抑えられていますが、圧力を加えると筐体材料の微細構造に浸透し、接着力が高まります。接着後24時間で90%以上の接着強度に達し、約1週間で完全な強度を発揮します。

ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)は、さまざまな業界で使用されている材料であり、延伸ポリテトラフルオロエチレン(ePTFE)の基盤となるポリマーです。化学的不活性や高い熱安定性、低い摩擦係数といった優れた特性を持ち、世界有数の汎用熱可塑性プラスチックの一つとして知られています。ゴアはPTFEをもとに微多孔構造を持つePTFEを開発し、現在もその研究・製造に注力しています。このePTFEが備える多彩で優れた特性は、数千におよぶ製品に活かされています。

圧力平衡とは、筐体内部と周囲環境との間に生じる圧力差を解消し、均等な状態に保つことを指します。ゴア® オートモーティブベントは、筐体の加熱・冷却に伴って生じる圧力差を継続的に解消することで、シールへの負担を軽減し、製品寿命の延長に貢献します。

iWEPとeWEPは、いずれもメンブレンの耐水圧性能を評価する試験ですが、評価方法が異なります。

iWEP(瞬時WEP試験)は、メンブレンの片側に水を当てながら徐々に圧力を上げ、最初の水滴が反対側に到達するまでの過程を評価する試験です。メンブレンが水の侵入に対してどの程度の圧力に耐えられるかを測定します。

eWEP(長時間WEP試験)は、圧力だけでなく、その圧力に耐え続けられる時間も評価する試験です。例えば「110 kPaで300秒」という最小WEP定格を持つベントの場合、eWEP試験を実施することで、この条件をメンブレンが満たすことを確認できます。これにより、実使用環境における同様の条件下でも製品が安定して機能することを期待できます。

ゴアでは、耐水圧性能を総合的に評価するため、iWEPとeWEPの両方の試験を実施しています。これにより、製品が仕様どおりの性能を確実に発揮することを担保しています。

本製品は、一般工業用途に限定してご使用ください。

食品、医薬品、化粧品、医療機器の製造、処理、または包装作業にはご利用いただけません。