バグフィルタ－用ろ布の材質と耐熱温度

バグフィルター用ろ布は、ガスや液体からダストを取り除くために使われる布製のフィルターのことを指します。ろ布には、乾式用と湿式用があり、乾式用は主に集塵、湿式用はろ過のために使用されます。

乾式用ろ布の種類

• バグフィルター用

湿式用ろ布の種類

• フィルタープレス用
• ベルトプレス用
• エアフィルター用
• カートリッジフィルター用
• 遠心分離機用
• 真空ろ過機用

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ろ布を選ぶ際には、以下のようなフィルター処理に不可欠な要素を考慮する必要があります。

• 捕集効率に優れているか
• ケーキ剥離性に優れているか・目詰まりが少ない
• 長期に渡り使い続けられるか

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バグフィルター用のろ布にはさまざまな素材が使われています。素材によって、耐熱温度や耐薬品性が異なるため、特定の用途や条件に合わせて、選定する必要があります。以下は、バグフィルター用ろ布で一般的に使われている素材です。

ポリエステル 
塩酸、硫酸などほとんどの酸に耐性があり、優れた耐酸性や耐熱性を持ちます。セメントや金属精錬、化学業界などで広く使用されています。

ポリプロピレン
酸やアルカリに優れた耐性を持ち、化学業界のポリマー製造工程などで使用されます。

ノーメックス(アラミド)
耐熱性に優れ、難燃性です。化学業界の乾燥工程、セメントキルン、金属業界などの高温ガスろ過プロセスに使用されます。

PTFE (ポリテトラフルオロエチレン)
化学的に不活性で、ほとんどの溶剤や化学物質に優れた耐性を持っています。腐食環境、化学業界など高純度が必要な場所で使用されます。

ガラス繊維
高温耐性と優れた寸法安定性を持ち、高温ガスろ過プロセスで使用されます。

アクリル
有機溶剤や酸化剤に耐性があり、顔料やプラスチックなどの乾燥機、非鉄金属加工に適しています。

上記の他にもナイロンや芳香族ポリアミドといった素材が使われることもあります。

ろ布に使用されている素材によって、耐熱温度は異なります。以下では、目安としてゴア® フィルターバッグにおける素材ごとの使用温度を紹介しています。

ゴアのフィルターバッグは、効率的な捕集により、生産プロセスの安定性を向上させるだけでなく、トータルコストの削減も可能にします。ゴア® ロー・ドラッグ フィルターバッグは、従来のフィルターよりも、高い払い落とし性能を発揮します。そのため、長い期間使い続けても、フィルター表面にダストが固着しにくく、高い捕集性能を維持したまま使用いただけます。

ゴアのフィルターバッグの特徴

• バグフィルターのトータルエネルギーコストの削減
• 払い落とし頻度の削減によるフィルターバッグの長寿命化
• 粉体捕集効率の向上により、環境負荷が低減

ゴアのフィルターバッグは、様々な産業や用途のバグフィルターにて採用されています。また、フィルターの選定等については当社の技術担当がご説明・ご提案をさせて頂きますので、詳しくはお問い合わせください。

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